ポケモン対戦する上で「努力値」は、知っておくべき知識の一つです。ただ、252?ぶっぱ?調整?のように混乱している人を多く見かけます。この記事では、努力値って何か、何を考えて調整するのか、について解説します。
「努力値」とは?
「努力値」とは、ポケモンのステータスを決める重要な要素の一つです。他には、「種族値」「個体値」と呼ばれる値が、ポケモンのステータスを決定しています。おそらくこの記事を読んでいる方は理解していると思いますので、さっくりと解説します。
- 「種族値」: ポケモン「種類」固有の値。ポケモンの特徴を表す。
- 「個体値」: ポケモン「個体」固有の値。その子(ポケモン)の特徴を表す。
- 「努力値」: ポケモンの育て方によって決まる値。
基本的には「種族値」「個体値」厳選の段階で固定されます。実際にポケモン対戦で影響してくる値は「努力値」のみです。つまり、ポケモン対戦では「努力値」を考えることでそのポケモンの個性を色付けます。
ステータスの決定方法について
まず、努力値がどのようにステータスに反映されるか確認します。対戦で使えるレベル50の場合、ポケモンのステータスは以下のように決定されます。
[種族値] + 75 + [努力値で調整する値 (0~32) ]
[種族値] + 20 + [努力値で調整する値 (0~35)]
「努力値で調整する値」のルール
さて、この 0〜35 の値の決め方にはルールがあります。
- 一つのステータスについて35以上は増やせない。
- 全てのステータスについて最大でも69までしか増やせない。
効率の良い耐久調整とは?
ミミッキュの例のように、攻撃に特化させる場合には、こうげきとすばやさを増やせば良いです。また、防御側に特化させたい場合はHPとぼうぎょ(とくぼう)に増やせば良いです。しかし「ある攻撃は最低限耐えて、あとは攻撃に回したい」という場合にHPとぼうぎょのどっちを増やしたら良いかわからないという意見を多く聞きます。結論としては、
に近づけるように増やす!
- 「HPが低い」: HPを増やす
- 「ぼうぎょ(とくぼう)が低い」: ぼうぎょ(とくぼう)を増やす
とすると、効率の良い耐久調整ができます。要は低い方を増やせば良いです(理由に関しても複雑なので「耐久指数」で検索)。実際に調整するときはアプリなどのツールを使うと便利です。私はこのiPhoneアプリを使っています。ステータスを直接増やせるので便利です。
試しに、以下の条件の場合ではどのようになるか検証してみました。
- 耐久に利用できる努力値は252
- ぼうぎょやとくこうが上がる性格補正は考えない
- 物理方面or特殊方面のみ考える(合算しない)
ステータスを確認しなくとも、種族値を比較するだけで、努力値をどう振ればよいかわかるように解説しました。
上手い人たちはどう調整するの?
上手い人たちは、上記のことを踏まえた上でポケモンの役割を考えて調整しています。私が聞いた中でも様々な調整の決め方がありました。
- ASぶっぱなど単純な調整で対戦してみて、使用感で調整する。
- 人が考えた調整をもらう or 改良する。
- 初めから役割を考えて調整する。
などです。私は、一番強い調整とは、「パーティ6匹を踏まえて、その中で役割を的確にこなせる調整」だと考えています。その意味では、ASぶっぱだから手抜きというわけではなく、調整してあるからといって良いというわけではないです。
「理論的に一番硬いから強い」というわけではないということを認識して欲しいです。
私はアーマーガアについて考察し調整を考えました。一例として、参考になれば良いなと思います。
また、具体的な調整を相談したい!という人は、Discordのサーバーを作成したのでそこでお答えします。グループチャットのようなもので、情報収集したいと考えている人にもおすすめです。
まとめ
耐久の調整の仕方について、どのようなことを意識すれば良いか、理解いただけたでしょうか?個人的には、あんまり調整とかにこだわらず、どんどん対戦した方が良いと思います。
間違い等ございましたら、twitter: @zakoyama_poke まで。
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